5、ジェンダー平等を実現しよう
企業買収により女性の働き方が一変

私が新卒で入社した日系の会社は500名ぐらいの規模でしたが、女性の管理職はたったの1名だったことを今でも鮮明に覚えています。5年後、会社が外資系企業に買収されてからは、社員に求められる働き方が大きく変化しました。

これまで、女性社員はどちらかというと指示を受けたものについて対応を進めていくことで業務が完結することがほとんどでした。しかしながら買収後は性別や国籍問わず、“Roles & Responsibilities”が重視されるようになり、女性でも役割と責任に応じて意見を求められるようになり、自ずと考えて行動を起こす機会が増えていったように思います。

世界経済フォーラム(WEF)が2021年3月末に発表した、世界各国の男女平等がどれだけ実現できているかを数値にした「ジェンダー・ギャップ指数」によれば、日本は調査対象の156カ国中120位でした。

SDGsの5番「ジェンダー平等を実現しよう」ですが、特に日本においてはまだ多くの課題が残されているように思います。これまでの経験をもとに、性別や国籍を超えて誰もが平等にチャレンジが出来る環境づくりに、微力ながらアクションを取り続けたいと考えています。
 

※出所:Global Gender Gap Report2021


審査番号:2063212