10、人や国の不平等をなくそう
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週末、都心の駅周辺などで、水色の市松模様のユニフォームを着た人を見かけたことはありませんか。彼らは東京都による「街なか観光案内」のボランティアガイドです。東京各所で観光客向けに道案内や公共施設の情報、東京の見どころ等の情報を提供しています。

私は昨年から月2回程度この活動に参加しており、主に銀座・上野・浅草・東京駅周辺に出没しています。土地勘はあるつもりでも、活動中、特に外国人観光客の方々からは様々な質問をいただきます。

「ここから駅まで車いすで行くためにはどのルートで行ったらいいですか。」「ハラル料理(イスラム教の教えに基づいた料理)はどこで食べることができますか。」年齢、国籍、言語、宗教、家族形態、障害の有無等、様々な状況の方に対応する難しさを感じます。しかし、せっかく日本に来てくださったのだから、すべての方に楽しかったと思って帰国していただきたい。そういう思いで、精いっぱい対応しています。(ちなみにバリアフリールートが記載された地図やハラル料理専用のガイドブックもあります。)

まだまだ観光立国としての歴史が浅い日本では、日常から改善できることがたくさんありそうです。 東京オリンピック・パラリンピックまでいよいよあと1年をきりました。まずは皆さんも、困っている外国人観光客の方を見かけたら、勇気を出して声を掛けてみましょう!日本語でもいいのです。きっと喜ばれますよ。