かんたん!金融・経済用語集
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あ行
ファンド用語 解説 あ アクティブ運用 投資信託(ファンド)の投資信託財産を運用するにあたって、TOPIX(東証株価指数)や日経平均株価といった各種指数を基準(ベンチマーク)として、それを上回る運用成果を目指す運用スタイルのことをいいます。このタイプの投資信託は、ファンドマネージャーが積極的・戦略的に投資対象、組入比率、売買のタイミング等の投資判断を行い運用します。(参照:パッシブ運用) アセット・アロケーション 国内外の株式や債券、短期金融商品など様々な資産にどのような配分で投資するのかを決めることをいいます。通常は、投資環境や投資対象の分析を行った上で、投資信託の投資目的等をもとに資産配分比率を決定します。(参照:バランス型) アナリスト 経済・産業動向や企業の調査、分析を行い、情報提供や投資助言サービスを提供する専門家のことをいいます。 い 委託会社 投資信託を設定・運用する会社のことで、投資信託委託会社(運用会社)ともいいます。投資信託の開発、投資信託財産の運用指図、投資判断などを行い、投資信託説明書(目論見書)および運用報告書等を作成します。 ETF(イー・ティー・エフ) 証券取引所に上場し、株価指数など指標への連動を目指す投資信託です。 Exchange Traded Fundsの略称で、ETF(いーてぃーえふ)と呼ばれています。 対象となる指標とほぼ同じ値動きとなるよう運用されるため、ETFを保有することにより、対象となる指標全体に投資するのと同程度の効果が得られます。 一般の投資信託(非上場)と違い、株式同様に取引時間中の売買が可能となっています。 iDeCo(イデコ) 自分が拠出した掛金を、自分で選んだ運用商品で運用し、資産を形成する年金制度で、原則60歳以降に老齢給付金を受け取ることができます。 インカム・ゲイン 利息や配当等による収入。例えば債券の利子、株式の配当金、ファンドの収益分配金などをいいます。(参照:キャピタル・ゲイン) インデックス・ファンド あらかじめ定めた指数(インデックス)に連動することを目標として運用を行う投資信託(ファンド)のことをいいます。 インフレ(インフレーション) 経済活動における財とサービスの価格が持続的に上昇することを指します。 物価上昇により貨幣の価値が財とサービスの価値よりも相対的に低下するため、同じ量の財やサービスを購入するのに以前よりも多くの通貨が必要になります。 う 運用報告書 原則として、投資信託の決算期毎に委託会社が作成するもので、①運用実績②期中の運用経過③運用方針④運用の明細(組入有価証券の内容および有価証券の売買状況等)などが記載されています。販売会社を通じて受益者への交付が義務づけられている交付運用報告書と、受益者の請求に基づき交付される運用報告書(全体版)の2種類があります。 え SRI(エス・アール・アイ) SociallyResponsibleInvestmentの略で、「社会的責任投資」のことをいいます。企業の社会的責任に注目した投資手法のことで、企業の収益性や成長性に加え、環境対応など企業の社会的な側面を考慮したうえで、投資判断する投資行動のことです。1980年代後半から欧米で誕生した考え方です。 エマージング債 新興国政府・政府関連機関及び新興国の企業等が発行する債券のことをいいます。 MRF(エム・アール・エフ) MoneyReserveFundの略で、日々決算を行う、公社債投資信託の一つで、証券総合口座用の投資信託です。安全性の高い公社債等で運用され、リスクの低い商品ですが、元本保証ではありません。 MMF(エム・エム・エフ) MoneyManagementFundの略で、日々決算を行う、公社債投資信託の一つです。安全性の高い公社債等で運用され、リスクの低い商品ですが、元本保証ではありません。 MLP(エム・エル・ピー) MasterLimitedPartnershipの略で、主にエネルギー資源のパイプラインや貯蔵施設等のインフラ関連事業に投資する共同投資事業形態のひとつで、施設使用料等が主な収益源となります。出資持分が米国の金融商品取引所に上場されています。
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