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素敵な未来はデザインできる 深野康彦のお金のはなし

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第3回
資金の準備は時間軸を考えたうえで


資金の準備はライフイベントの順に


 昨年からiDeCo(個人型確定拠出年金)の対象者が拡充されたからか、はたまた公的年金不安から、それとも人生100年時代と言われ始めたからか、老後資金への関心がより一層高まっている気がします。何歳まで生きるのかは神のみぞ知る、言い換えれば私たちが亡くなる時期をコントロールすることは不可能ですから、老後資金はたくさんあるに越したことはないというわけです。多額の資金を準備するためには、早い(若い)うちから始めるべきとよく言われます。至極最もではありますが、資金準備は「時間軸」を見据えたうえで行うべきということも忘れてはなりません。時間軸、正確には近い将来のライフイベントに対する資金の準備を優先して行うのが基本なのです。

ライフイベントの順に資金準備をしましょう

 例えば、30歳で独身のAさんがいるとしましょう。Aさんのライフプランは、結婚して子どもは2人希望、できればマイホームも購入したいと考えているとします。何歳迄に実現したいというAさんの希望は割愛させていただきますが、Aさんが資金を使う順番を考えて行くと、結婚、住宅、教育になるはずです。それぞれのライフイベントを行う際、その年のキャッシュフロー(収入)で賄えるならば、資金準備をする必要度はさほど高くはありません。しかし、これらのライフイベントを余裕を持ってクリアするためには、キャッシュフローから捻出できる資金だけでは難しく、別途、積立貯蓄や積立投資などで資金準備をしておく必要があるのです。ここで大切なことは、Aさんの希望であるライフイベントは、全て老後よりも前に発生するイベントであることです。将来を俯瞰して資金準備を行うならば、通常は近い将来のライフイベントの資金準備を優先することが基本となるわけです。間違えないでいただきたいのは、早いうちから老後資金の準備をしてはいけないと言っているわけではないということです。余裕があれば早いうちから準備を始めることがベストなのですが、余裕があまりないのであれば、近い将来のライフイベントを優先して資金準備を行い、そのライフイベントをクリアした、あるいは資金準備の目処がたった段階で次のライフイベントの準備をしていけばよいのです。もちろん、1つ1つライフイベントをクリアしてから次の資金準備をするのではなく、いくつかのライフイベントに対する資金準備を並行して行っていくのは問題ありません。

今しかできないこと、あきらめないで

 もう1つ考えなければならないことがあります。先のAさんは30歳でした。30代、40代、50代にしかできないことがあるはずです。まとまった資金が必要なライフイベントではなくても、その年代でやりたいことをやった年の年間貯蓄額は、大幅に減る、あるいは少しマイナス(赤字家計)になるかもしれません。それでも翌年以降に頑張って貯蓄すれば、何十年という収支決算は合うことでしょう。その世代しかできないことまで犠牲にして、本当に老後に早い時期から備えるのがベストなのかも常に念頭におくべきなのです。老若男女、老後資金を心配していますが、老後資金を準備し始める時、あるいは何年かに1度は、ライフプラン上の時間軸に資金準備があっているのか検討すべきなのです。

次回は「見えない物価上昇」について述べることにしましょう。
投稿日:2018年1月25日
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